「森友学園」大阪府が刑事告発検討 建物の撤去も[2017/03/14 11:45]

 学校法人「森友学園」が小学校の認可を受けるため、虚偽の文書を作成した疑いがあるとして、大阪府が刑事告発を検討していることが分かりました。

 森友学園は、同じ日付で異なる金額の小学校の工事費を記載した契約書を国や大阪府に対して提出していました。学園側は府に「7億5600万円が正しい」と主張していますが、工事を請け負った業者は「15億5500万円が正しい」「学園側の指示で金額を書き換えた」と説明。府の関係者によりますと、学園が認可の条件を満たしやすくするため、金額を低く書き換えて契約書を偽造した可能性が高いとみて、刑事告発を検討しているということです。また、小学校を視察して学園側に聞き取り調査を行った際に籠池理事長の妻が職員を写真撮影した行為も、府は公務執行妨害にあたるとみています。一方、近畿財務局は学園が小学校の認可申請を取り下げたことを受け、12日に学園側に校舎の撤去と土地の返還を求める方針を通知しました。

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