“地下鉄サリン”を風化させない 八王子駅で訓練[2017/03/17 20:06]

 22年前の3月20日に発生した地下鉄サリン事件を踏まえ、多くの人が利用する駅で不審な液体が見つかったという想定で訓練が行われました。

 訓練は、東京のJR八王子駅のコインロッカーの中から不審な液体が見つかったという想定で行われ、警視庁やJRの職員ら約50人が参加しました。訓練では、通報を受けて駆け付けた警察官が駅の利用客にロッカーに近付かないよう誘導した後、防護服を着た部隊が不審物の撤去を行いました。不審物は物質が特定されていないため、液漏れがないかなどを確認してから密閉が可能な特殊な容器に回収されました。JR八王子駅は一日に8万人以上が利用していて、警視庁は、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、公共交通機関などと連携しながらテロ対策を強化していきたいとしています。

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