ブラジル食肉不正 厚労省、輸入一時停止と検査強化[2017/03/22 14:07]

 ブラジルの複数の食肉加工会社が衛生基準を満たさない肉を流通させていた事件を受け、厚生労働省はこれらの会社からの食肉などの輸入を一時的に停止しました。

 ブラジルでは、最大手の食肉加工会社「BRF」など21社が政府の検査官に賄賂を渡し、賞味期限が切れたり腐っている肉などを流通させていたとして捜査を受けています。これを受けて厚労省は21日、21社からの食肉などの輸入を一時的に停止するとともに、他のブラジルの会社から輸入された食肉についても検査を強化することを決めました。厚労省によりますと、21社のうち衛生面で問題があるとされているのは3社ですが、この3社から日本への輸入実績はないということです。一方、別の2社からは2015年度以降、鶏肉やハチミツなどが輸入されていて、厚労省は詳しい流通状況などを調査するとしています。

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