南の島々で水不足深刻 父島は37年ぶりの低い貯水率[2017/03/25 11:52]

 世界自然遺産の小笠原諸島が水不足にあえいでいます。父島の貯水率は3割を切り、37年ぶりの深刻な水準になっています。

 父島にある4つのダムの総貯水率は26.3%で、1980年に記録した14.7%以来、37年ぶりの低い水準です。気象庁によりますと、去年5月以降、高気圧に覆われる日が多く、雨の少ない状態が続いたことが原因だということです。
 小笠原村建設水道課・岩本弘幸課長補佐:「このままだとゴールデンウィーク明けくらいには(時雨ダムは)枯渇する予定」
 村はすでに、海水を処理して真水にする装置を動かしています。さらに費用を掛けて装置を増やすかどうかは「天気や節水の状況を見てぎりぎりの判断をする」としています。

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