文科省“違法”天下りあっせん62件 43人処分対象に[2017/03/30 18:51]

 文部科学省は30日午後、違法な天下りのあっせんを62件認定し、処分対象が43人に上ると発表しました。

 松野博一文科大臣:「再就職等に関わる構造を断ち切るために、厳正に対処致しました」
 文科省は、国家公務員法に違反する行為をこれまでに27件発表していますが、最終報告でさらに35件を明らかにしました。外務省など他の省庁の天下りも2件含まれています。処分対象は現役職員と退職者合わせて43人に上ります。誰があっせんの仕組みを作ったかは明らかにされませんでした。
 この問題を受けて、元文部科学次官の山中伸一駐ブルガリア大使が辞任する考えを岸田外務大臣に伝えました。岸田大臣は31日にも山中大使に帰国を命じ、帰国後は直ちに辞職を承認する考えです。

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