「聖徳太子」表記が復活へ 学習指導要領が告示[2017/03/31 05:56]

 文部科学省は、中学の歴史の授業で「聖徳太子」を「厩戸王」に改めるとした方針を撤回し、これまで通りの呼び方や表記に戻すことを明らかにしました。

 文科省は、学校で何を教えるか定める学習指導要領の見直しを進めています。先月、公表された文科省案では、中学の歴史で聖徳太子を厩戸王に改め、表記も「厩戸王」を前に出して、その後に「(聖徳太子)」としていました。しかし、一般公募で反対の声が相次いだことや現場の教師からも「教えにくい」といった意見が出たため、元に戻す形で、31日朝に告示しました。また、「モンゴルの襲来(元寇)」「江戸幕府の対外政策」に変更するとしていた「元寇」や「鎖国」も元の表記に復活させました。

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