聖徳太子も鎖国もこれまで通り 文科省、方針撤回[2017/03/31 11:55]

 文部科学省は4年後、2021年度からの中学の歴史の授業で「聖徳太子」を「厩戸王」に改めるとした方針を撤回しました。

 文科省は先月、2021年度から中学校で何を教えるかを定める学習指導要領の改訂案を示していました。その際、歴史では聖徳太子を厩戸王、「元寇」を「モンゴルの襲来」、「鎖国」を「江戸幕府の対外政策」に変更するとしていましたが、それぞれこれまで通りの表現に戻して31日朝に告示しました。一般公募で反対意見が数千件にも及び、現場の教師からも「教えにくい」といった声が出たためだとしています。

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