熊本地震から1年 「数年は同じ規模の地震に注意」[2017/04/11 20:34]

 国の地震調査委員会は、熊本地震があった地域では今後、数年以内に震度6弱程度の別の地震が起きる可能性を指摘し、注意を呼び掛けました。

 国の地震調査委員会は、熊本地震の活動について見解を取りまとめました。それによりますと、熊本県の地震活動は徐々に減衰しているものの、地震発生前に比べると依然として活発な状態だということです。また、大分県中部での地震活動はほとんど収まりました。これらの地域では、過去、大きな地震が起きた数年以内に同程度の大きな地震が観測されたことがあり、地震調査委員会の平田直委員長は「これでもう強い揺れはないんだと思ってもらっては困る。地震の数が減っていっても、数年の間に同じような揺れがあった場合もあるので、もう一度強い揺れに見舞われても被害に遭わないよう工夫をすることが大事です」と注意を呼び掛けました。

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