早大教授ら発表 がんの原因解明につながる可能性[2017/04/14 07:02]

 早稲田大学などの研究チームが世界で初めて新たなDNA構造体の立体構造を明らかにしました。がんの原因解明につながる可能性があるということです。

 早稲田大学の胡桃坂仁志教授らの研究チームが世界で初めて立体構造を明らかにしたのは「オーバーラッピングダイヌクレオソーム」という遺伝情報を読み取る時に現れるとされるDNA構造体です。今までは、この構造体の一部を再現することまでしかできていませんでした。卵巣がんや膀胱(ぼうこう)がんなどの患者からこの構造体を作るたんぱく質の異常が確認されていて、研究成果ががんの原因解明につながる可能性があるということです。この成果は14日、世界的に権威のあるアメリカの科学誌「サイエンス」に掲載されます。

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