豊洲移転延期の補償対象の投資額は310億円と推計[2017/04/25 07:06]

 豊洲市場への移転延期に伴う事業者の損失について、東京都は補償の対象となる事業者の投資額が約310億円と推計していることが分かりました。

 小池都知事は去年8月、豊洲市場の移転延期を決定しました。市場内の事業者は、当初の予定日だった去年11月7日に向けて豊洲市場に店舗に大型冷蔵庫などを設置しましたが、約半年間、使われない状況が続いています。都は、こうした設備の価値が下がった分などについて損失補償することを決めていますが、対象となる豊洲市場への事業者の投資額は約310億円に上ると推計していることが分かりました。また、都は約900ある築地市場の事業者のうち52の事業者への昨年度末までの損失補償などとして、約9億円の支払いを決めました。残りの事業者への補償の支払いは順次、実施するとしています。

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