仲卸業者らが住民監査請求 小池知事に“損害賠償”[2017/04/27 08:00]

 豊洲市場への移転延期は合理的根拠に欠くなどして、築地市場の仲卸業者らが東京都に対し、小池知事に損害賠償を求めるよう住民監査請求をしました。

 築地市場の仲卸業者や豊洲市場の近くに住む住民ら5人は、去年8月に小池知事が行った移転延期の判断は合理的根拠がなく、知事の裁量を逸脱した違法なものだと訴えました。そのうえで、今年1月と2月に豊洲市場の維持・管理にかかった経費など約1億8300万円を小池知事らに支払わせるよう都に求めています。請求書は26日に提出され、都に受理されました。小池知事は先週の会見で、住民監査請求について問われると、「移転の延期はしかるべき形で手続きを踏まえてやっている」「訴訟という形になったら受けて立ちたい」などと話しています。

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