気象庁HP 降雨ないのに「猛烈な雨」 補正進める[2017/04/30 17:47]

 気象庁のホームページで、実際には雨が降っていないにもかかわらず、猛烈な雨が降っているとする誤表示がありました。気象庁はデータの補正を進めています。

 気象レーダーで解析した雨の強さなどを示す気象庁のホームページ「高解像度降水ナウキャスト」で30日午前1時前から、朝鮮半島の東の沖合で実際には雨が降っていないにもかかわらず、広い範囲で雨が降っていると表示されました。一部には、1時間あたり80ミリ以上の猛烈な雨が降っているとするデータが示されていました。気象庁によりますと、通常は気象レーダーから出た観測用の電波を雨に反射させて雨の強さなどを観測します。しかし、電波が高気圧による下降気流などの影響を受けて、海面の波しぶきなどを誤って雨と捉えた可能性があるということです。このような誤表示は年間に数十回程度、起きていて、気象庁はデータの補正作業を続けています。

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