「やまゆり園」建て替え 家族らが大規模施設を要望[2017/05/18 07:04]

 46人が殺傷された「津久井やまゆり園」の入所者の家族らが、施設の建て替えを協議する県の有識者会議に出席し、従来と同じ大規模施設での建て替えを訴えました。

 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」では、県が施設を建て替える方針を決めていますが、どのような施設にするかはまだ決まっていません。17日に開かれた建て替え案を検討する県の有識者会議には、入所者の家族らが出席し、これまで通りの大規模施設での建て替えの重要性を訴えました。
 家族会・大月和真会長:「(Q.どういう施設が必要?)今の施設は必要だと思っています」
 入所者の家族:「あそこが子どもたちの家だということをちゃんと分かってもらいたい。だって、何十年もあそこに住んでいるわけですよ」
 一方で一部の障害者団体からは、大規模施設は障害者を地域から隔離することになるため、グループホームなど小規模な施設にすべきなどとする意見も出ています。県は夏ごろをめどに建て替え案を固めたいとしています。

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