日本の自殺死亡率は世界6位 死亡した人は2万1897人[2017/05/30 12:32]

 日本の自殺死亡率が諸外国のなかで6番目に高かったことが、政府の自殺対策白書で明らかになりました。

 政府が閣議決定した自殺対策白書によりますと、去年、自殺で死亡した人は2万1897人で、7年連続で減少しました。自殺の原因は健康問題が最も多く、家庭や経済的な問題などが続いています。一方で、20歳未満では自殺者の数が横ばいで、若い世代への自殺対策が課題であることが浮き彫りになりました。日本の自殺死亡率は人口10万人あたり18.5人で、他の先進国より高くなっていますが、今回初めてWHO(世界保健機関)の統計データを使って試算したところ、リトアニアや韓国などについで6番目に高かったことが分かりました。男女別では男性が12番目、女性が3番目となっています。

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