前川前次官が新証言「総理補佐官から要求あった」[2017/05/31 05:52]

 加計学園の獣医学部の新設を巡り、文部科学省の前川喜平前事務次官が和泉洋人総理補佐官から対応を早くしてほしいと求められていたことを明かしました。

 前川前次官は「去年9月に和泉補佐官から官邸に呼ばれ、文科省の対応を早くしてほしいと求められた」というコメントを発表しました。その際、和泉補佐官からは「総理は自分の口からは言えないから、私が代わりに言う」という趣旨の発言があったということです。前川前次官は、このことを松野文科大臣に報告する必要はないと判断し、報告しなかったということです。また、10月中旬にも再び和泉補佐官から呼ばれ、獣医学部設置の特例に向けた文科省の状況について質問されたということです。一方、和泉補佐官はANNの取材に対し、「記録が残っておらず、確認できません」としています。

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