爆発物や化学兵器のテロ想定 処理能力競う大会[2017/06/03 10:06]

 国内でのテロの発生に備え、警視庁が、化学兵器や爆発物を処理する能力を競う機動隊対抗の競技会を行いました。

 競技会は2日、東京・江東区の訓練場で、機動隊員約160人が参加し、化学兵器と爆発物を使ったテロを想定して行われました。猛毒のサリンがまかれた想定での競技では、防護服を着用するのにかかる時間や化学剤の知識が試され、爆発物処理の競技ではエックス線撮影や重機を操縦する技術が競われました。総合優勝は、テロや災害などが発生した時に使われる特殊車両を装備する特科車両隊でした。警視庁の緒方禎己警備部長は「皆さんに出動命令がある時は、大勢の国民の命が危険にさらされている時だ。スピードと正確さ、安全性を兼ね備えた活動が求められる」と訓示しました。

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