容器は26年間開封されず…ずさん管理も 被ばく事故[2017/06/08 17:18]

 被ばく事故が起きた容器は26年間、一度も開けられていませんでした。

 6日、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の燃料研究棟で男性作業員5人が放射性物質が入った貯蔵容器を開けたところ、内部のビニールバッグが破裂して、粉末状のプルトニウムとウランの酸化物が飛散して汚染されました。容器は1991年に封印されてから26年間、一度も開封されていませんでした。機構は「内部を確認する規定がなかった」としています。被ばくした5人は半面マスクを着用していましたが、50代の男性は推計で年間1.2シーベルトと非常に高い体内被ばくをしたほか、別の男性3人も体内被ばくしたことが分かっています。

こちらも読まれています