前FBI長官の証言ポイント 解任理由は「全くの嘘」[2017/06/09 17:12]

 公聴会での証言について、主なポイントを整理します。まず、コミー氏がFBI(米連邦捜査局)長官を解任された理由について。トランプ大統領は「長官であるコミー氏のせいでFBIが混乱している。職員も彼を信頼していない」というふうに説明していましたが、これに対してコミー氏は「全くの嘘だ」というふうに反論しています。続いて、トランプ大統領から捜査中止の指示があったのかどうか。トランプ大統領から「フリン(前大統領補佐官)はいいやつだ。この件は放っておいてほしい」と言われたことを明かし、この「放っておいてほしい」という発言を、コミー氏はトランプ大統領からの「捜査中止の指示」だと受け止めたとしています。そして、コミー氏はトランプ大統領との9回にわたるやり取りをすべて記録に残していた理由について「大統領が嘘をつくことを懸念していた」「真実を追求するのに必要と感じた」というふうに証言しました。

こちらも読まれています