改正ストーカー規制法が全面施行 迅速対応が可能に[2017/06/14 09:39]

 改正ストーカー規制法が14日から全面的に施行されました。緊急時などには警告を経ずに禁止命令を出せるようになり、警察の迅速な対応が可能になります。

 改正ストーカー規制法は去年の臨時国会で成立しました。1月には一部が施行され、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上などで執拗(しつよう)にメッセージを送る行為などが新たに規制の対象となり、実際に適用されるケースも出ています。改正法は14日から全面的に施行され、これまでは警察が加害者に警告してもストーカー行為が続いた場合に限って禁止命令を出していましたが、緊急性が高い場合などは警告を経ずに命令を出すことが可能になります。加害者が禁止命令を守らなかった場合は立件の対象になります。警察庁によりますと、去年、ストーカーの被害相談は2万2737件で、警告と禁止命令に至ったケースは過去最多を記録しています。

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