事故直後の写真公開 被ばくした作業員が撮影[2017/06/15 20:51]

 茨城県大洗町の原子力施設で作業員5人が被ばくした事故で、原子力機構は、現場にいた作業員が撮影した事故直後の写真を公開しました。

 この写真はビニールバッグが破裂した1時間40分後に作業員が撮影したもので、ステンレス製の黄色い容器やその内側に破裂したビニールバッグが見えます。また、その内側にも丸い枠のようなものが見えますが、放射性物質を直接、収容していたポリエチレンの容器ではないかとみられています。一方、今回の事故で、作業員を救出するための簡易作業室を組み立てるのに3時間14分かかっていたことが分かりました。組み立てるための資材や作業員の確保に時間がかかったためで、機構は「手順などが妥当だったか今後、検証したい」としています。

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