認知症などによる行方不明者が1万5000人超[2017/06/15 23:25]

 去年、全国で認知症やその疑いがある行方不明者の数が1万5432人と過去最悪を記録しました。191人は今も行方不明のままです。

 警察庁によりますと、去年、全国の警察に行方不明者届が出された人の数は8万4850人で、ほぼ横ばいでした。このうち認知症やその疑いがある人は、前の年から30%近く増加して1万5432人で、過去最悪を更新し続けています。男性の割合が女性より12%高く、191人は今も行方不明のままです。去年、所在が確認された50人は届が出されてから1年以上、経過していました。最も長かった人は、2010年に埼玉県内の自宅を出たまま行方不明となっていた当時69歳の男性で、6年近く経過して都内の公園で白骨化した状態で見つかりました。

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