県の調査は「職権乱用」 障害者の保護者会が訴え[2017/06/17 10:02]

 千葉県袖ケ浦市の障害者施設で県が行った立ち入り検査で、利用者が過度のストレスを受けたと保護者会が訴えました。

 千葉県の職員5人はおととし11月、袖ケ浦市の障害者施設「柊の郷」に立ち入り検査をしました。関係者によりますと、その際に県の職員は、未成年者を含む言葉が不自由な利用者の少女ら3人を保護者の承諾なく、近くの公民館に連れ出しました。その後、個室で施設職員の同伴がないまま「嘘をつくと法律で罰せられます」などと説明し、施設での待遇などについて聞き取り調査を行ったということです。会見を開いた保護者会はこの調査が職権乱用で、利用者が強いストレスを受けていると話しました。県は「施設との間に誤解が生じている」「立ち入り検査は適正に行われた」などとコメントしています。

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