柏崎刈羽原発で規制委 東電に“課題”回答要求[2017/06/20 17:49]

 東京電力柏崎刈羽原発6、7号機に関する審査会合が開かれ、原子力規制委は東電に対し、新たに8つの課題について回答するよう求めました。審査は長期化する可能性もあります。

 先週、東電が6、7号機に関する補正書を提出したことを受け、審査が再開されました。規制委側は、緊急時に原子炉の圧力を下げるため実施するフィルターベントについて、作動させる際に新潟県の了承が必要になると、緊急事態で役に立たない可能性を懸念しています。このため、規制委は県との取り決めについて、次回以降の会合で回答するよう求めました。また、技術的な面での緊急時対策など合わせて8つの課題にも答えるよう求めました。順調に進んでも審査会合はあと数回、開かれる見通しです。また、規制委は23日に就任する東電の小早川新社長から意見聴取も行う方針で、審査は長期化する可能性もあります。

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