大田区vs江東区 埋め立て地巡り…調停申請を表明[2017/06/22 15:00]

 東京湾の埋め立て地を巡り、その帰属を主張してきた大田区と江東区の区長が会談し、話し合いによる解決は難しいとして、東京都に調停を申請する意向を確認しました。

 大田区と江東区が帰属を主張しているのは、2020年東京オリンピックで競技会場が整備される予定の中央防波堤埋め立て地で、それぞれが帰属を主張し、協議が続けられてきました。
 大田区・松原忠義区長:「自主的な協議による解決が困難という決断に至った」
 江東区・山崎孝明区長:「両方の区が全島帰属と言い続けたら100年経っても200年経っても決まらない」
 東京都が調停するにはそれぞれの区議会での議決が必要で、今後、議決を経て7月にも正式に調停を申請する方針です。大田区は住民ののりの養殖場だったなどとする一方、江東区は埋め立てのためのごみの運搬などで犠牲を払ってきたなどと主張しています。

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