薬品が“爆弾”テロに…薬剤師が不審者への対処訓練[2017/06/24 19:03]

 海外で、市販の薬品が爆発物に調合されてテロに使われるケースが相次いでいることから、警視庁が薬剤師に対して不審者への対処訓練を行いました。

 東京・文京区で行われた訓練には薬剤師など約40人が参加し、不審な人物が薬品を買いにきた場合の対処方法について、警察官が実演を交えながら指導しました。海外では、薬局などで入手可能な薬品を調合して作られた爆発物によるテロ事件が相次いでいるほか、警視庁は今年3月、ネットで薬品を購入し、高性能爆薬「TATP」を製造したとして男を書類送検しています。薬局での模擬訓練では、不審な人物が「実験に使う」と塩酸などの劇薬を買いにきた想定で、薬剤師が販売を断り通報するまでをシミュレーションしました。

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