専用シャワー役に立たず 被ばく5人の除染不十分?[2017/06/30 18:18]

 茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構の施設で作業員が被ばくした事故で、事故直後、除染するためのシャワーが壊れていて、別の施設からつないだホースで洗い流していたことが分かりました。

 6日に起きた事故では、放射性物質の入ったバッグが破裂して作業員5人が被ばくしました。原子力規制委員会は30日、事故が起きた施設に3回目の立ち入り検査をし、作業員5人や上司にも話を聞きました。その結果、事故直後、作業員の除染をするためのシャワーが壊れていたため水がほとんど出ず、別の施設からつないだホースで作業員らが放射性物質を洗い流したことが分かりました。規制委員会は、このことにより除染が不十分になって線量の高いプルトニウムが検出された可能性もあるとしています。

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