避難所は“熱中症”深刻 公営住宅の受け付け始まる[2017/07/09 11:54]

 大分県日田市では今も400人が避難生活を余儀なくされていますが、9日から公営住宅貸し出しの受け付けが始まりました。

 (山下拓見アナウンサー報告)
 朝から降り出していた雨は、先ほど上がりました。雨がやむと非常に蒸し暑く感じます。避難所の一つの小学校の体育館では8日、80代の男女2人が熱中症の疑いで点滴を受けました。空調設備がなく、健康への影響も懸念されることから、日田市は3つの避難所から環境の整った場所に移動してもらおうと9日朝、説明会を開きました。
 避難住民:「扇風機の数が少ない。ちょっと困りました」「蒸し暑い。なかなか寝つけない」
 一方、「病院から遠くなる」などとして反対する声も上がっているということです。また、日田市は被災した人に公営住宅10戸を無償で貸し出そうと9日に受け付けを開始しました。
 公営住宅の申し込みに来た人:「流失ですね、完全に。母屋も倉庫も。住む所がないから、どこか貸してもらいたいという気持ちで来た」
 日田市は今後、民間のアパートを借り上げることも検討したいとしています。

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