土砂まみれの浄水場 きれいな水配れるのはいつか…[2017/07/13 11:49]

 福岡県朝倉市では現在も1600世帯以上が断水しています。設備の大半が土砂に埋まるなど、大きな被害を受けた浄水場から報告です。

 (社会部・前田万里奈記者報告)
 朝倉市の杷木浄水場では、近くの川から流れ着いた土砂で辺り一帯はすべてのみ込まれてしまいました。今も浄水場内には泥が残っています。浄水場では元々、4つのブースに分かれて濾過(ろか)するための水が張られていましたが、今は土砂で濁ってしまって、一番奥はすっかり見えなくなってしまっています。元々、この施設には濾過するための設備が2つありましたが、復旧のめどが立っていません。浄水するための設備では、流れ着いた土砂が160センチほどの高さにまで達しました。杷木浄水場では約1645世帯に給水していましたが、今はそのすべてが断水状態だということです。市の職員は「早く皆さまに奇麗な水をお届けしたい」と悔しそうに話していました。14日には仮設道路が復旧に向けて設置される予定で、2週間後には一部世帯での復旧を目指しているということです。

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