豪雨で被害 牡蠣養殖場に土砂流れ込む 大分[2017/07/14 05:55]

 豪雨で被害を受けた大分県日田市から約50キロ離れた大分県中津市の漁港では、特産品の牡蠣(かき)の養殖場に土砂が流れ込むなどの被害が出ています。

 大分県漁協組合によりますと、小祝漁港では3年前から、干潟に漁場を設ける養殖方法で「ひがた美人」と名付けた牡蠣を地元の特産品として売り出しました。しかし、今回の豪雨で山国川から土砂や流木が流れ込み、3つある漁場のうち2つが埋もれたということです。
 大分県漁協組合・中津支店、本田哲也支店長:「一生懸命、皆で漁業者さんとやっていたんですけど、こういうことになって落胆して、皆、落ち込んでいます」
 ひがた美人の出荷は12月から始まりますが、漁協関係者からは「人の力では土砂を取り除くのは難しい」という声も聞かれ、再開の見通しは立っていません。

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