一般用容器に放射性物質 被ばく事故「不適切管理」[2017/07/22 10:00]

 茨城県大洗町の施設で作業員5人が被ばくした事故で、放射性物質を入れていた容器は本来、一般の廃棄物を保管する容器だったことが分かりました。

 日本原子力研究開発機構によりますと、容器はポリエチレン製で、放射性物質と反応すると水素ガスが発生します。元々は可燃物やガラスなど一般の廃棄物の保管用で、機構は「不適切な管理」だったとしています。また、容器は一度も開けていないとされていましたが、封印から5年後に点検し、底が壊れていたり中のビニールバックが膨張する異常を把握していました。こうした点検記録が十分引き継がれなかったとみられます。

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