夏休み最初の週末 被災地にボランティアが長蛇の列[2017/07/22 11:51]

 九州豪雨の被災地、福岡県朝倉市では夏休み最初の週末を迎え、ボランティアに参加する人たちが受付で長い列をつくりました。

 (小田川雄一記者報告)
 朝倉市のボランティアセンターでは、22日の受け付けは午前11時に終了しています。今、朝倉市のボランティアセンターにはすでに受け付けを終えてこれから活動に行く人や、午前の活動を終えて戻ってくる人がいます。午前8時すぎに朝倉市のボランティアセンターに来ましたが、その時点ですでに多くの人が並んでいました。そのため、午前9時だった受け付け開始は20分前倒しとなりました。九州各地だけでなく、大阪から来たというグループの人もいました。そのなかで印象的だったのは、地元福岡の高校生など若い人たちが参加していたことです。
 ボランティアに参加する高校生:「自分たちもできることはボランティアなので来ている」「友達も被災していたので、自分が何かできることがあったらなと」
 午後には、大学生主体のボランティア活動も始まります。夏休みを迎え、県内外の学生に泊まりがけで参加してもらいたいということです。10日から21日までに、朝倉市では延べ9000人がボランティアに参加しています。ただ、被災地では「人手が足りない」という声も多く聞かれます。週末には多くの人が参加しますが、社会福祉協議会の人も「可能であれば平日にも参加してもらいたい」というふうに話していました。

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