「残業代ゼロ」法案 連合政労使合意見送る方針[2017/07/28 05:56]

 高収入の一部の専門職を「残業代ゼロ」とする労働基準法の改正案について、連合は一転して政労使合意を見送る方針を決めました。

 連合・神津里季生会長:「表現を含めて協議してきましたが、合意できる内容ということに至らなかった」
 労働基準法の改正案に盛り込まれている「高度プロフェッショナル制度」は、研究者など一部の専門職を残業代の支払いや労働時間の規制から外すとしています。連合は休日を確保することなどを条件に、いったんは改正案を容認する姿勢を示していました。しかし、内部から批判が相次いだため、27日、中央執行委員会を開き、一転して容認する姿勢を撤回することを決めました。政労使の3者合意に向けての協議は白紙に戻ることになります。

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