父島に空港整備検討 小笠原諸島への航空路開設で[2017/07/28 07:05]

 小笠原諸島への航空路の開設に向け、東京都は父島に空港を整備する案を軸に検討していく方針を固めました。

 小笠原諸島への航空路については、これまで父島に空港を整備する案のほか、硫黄島を経由してヘリコプターを使う案や水上飛行艇を活用する案などが検討されてきました。東京都は27日、ヘリコプターや水上飛行艇を使う案は困難な課題が多く、短期的には解決できないと判断し、空港整備案を軸に検討する方針を固めました。案では洲崎地区に1200メートル規模の滑走路を整備して、定員50人程度のプロペラ機を離着陸させる計画です。海の埋め立てなどが必要となるため、自然環境への影響や費用、採算性についても今後、さらに具体的な検討を進めることにしています。

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