がん患者の5年後生存率は65.2% 病院別も公表[2017/08/09 05:57]

 国立がん研究センターは、がんと診断された患者の5年後の生存率を公表しました。初めて病院別の生存率も明らかにしています。

 国立がん研究センターによりますと、調査対象は2008年にがんと診断された約21万人の患者です。がん全体では、5年後の生存率は65.2%でした。部位別では、生存率が最も高かったのは早期発見の検診方法が確立されている前立腺がんで97.7%でした。一方、効果的な治療法のない膵臓(すいぞう)がんは9.9%と最も低い数字でした。次に生存率が低いのは肝臓がんで38.5%です。今回の調査では、初めて病院別でのがん患者の生存率をホームページ上で公表しました。センターは「病院の選択などに役立ててほしい」としています。

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