籠池前理事長ら、障害児支援の補助金受給で偽装か[2017/08/22 11:51]

　大阪府の補助金をだまし取った疑いで再逮捕された森友学園の籠池泰典前理事長（64）らが障害児支援のための補助金の受給要件を一切、満たさず、運営体制を偽装していた疑いが強いことが分かりました。

　籠池容疑者と妻の諄子容疑者（60）は運営する幼稚園への大阪府の補助金9200万円余りをだまし取った疑いなどで、21日に再逮捕されました。このうち約7000万円は障害などで特別な支援が必要な園児の数に応じた補助金でしたが、保護者の同意や専任職員の配置などの要件を一切、満たしていませんでした。大阪地検特捜部は申請した補助金すべてが虚偽だったとみて、府が告訴した被害額を大幅に上回る金額で詐欺容疑を適用しました。特捜部は大阪市の補助金についても2人を追及する方針です。