東電が原発の基本姿勢など取りまとめ 規制委に提出[2017/08/25 23:31]

 東京電力は、原子力発電に取り組む基本姿勢などについて文書を取りまとめ、原子力規制委員会に提出しました。

 文書は、規制委員会から柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働の前提となる審査の一環として、東京電力に提出が求められていました。規制委員会は、福島第一原発事故の汚染水対策や廃炉作業で東電には主体性がないと厳しく批判しています。また、汚染水を限界まで処理した、いわゆる「トリチウム水」を薄めて海に放出することや、放射性廃棄物の将来的な処分方針を福島県と話し合うことなどを求めていました。しかし、東電側の文書にこれらについて具体的な記述はなく、事実上の「ゼロ回答」でした。規制委員会は来週にも東電経営トップから改めて事情を聴く方針です。

こちらも読まれています