市場移転「決定過程が不透明」と小池知事方針に批判[2017/08/26 07:06]

 東京都議会の市場移転問題を審議する委員会で、自民党や共産党が、小池知事が示した基本方針について「意思決定の過程が不透明だ」などと批判しました。

 25日の経済港湾委員会では市場移転に関わる局長らが出席し、質疑が行われました。自民党の都議は「豊洲を活かし築地を守る」とした基本方針について「意思決定過程が不透明で説明責任を果たしていない」などと知事の姿勢を指摘しました。共産党も「業者の合意を得ずに基本方針を決定するのは強引だ」として、改めて委員会での小池知事への質疑を求めました。また委員会で都は、5年以内に築地再開発の着工を目指す方針を示したほか、去年11月の豊洲への移転延期から今月までに、豊洲・築地両市場の維持管理や業者への補償などの費用が約85億円に上る見込みを明らかにしました。

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