練習船「青雲丸」の男子実習生3人が自殺や失踪[2017/08/30 22:07]

 船員の養成を事業とする独立行政法人の「海技教育機構」は、練習船に乗っていた実習生1人が自殺したほか、別の2人も自殺を図ったり、行方不明になっていたことを明らかにしました。

 海技教育機構によりますと、先月、練習船「青雲丸」に乗っていた海技大学校の20歳の男子実習生が実習を続けるかどうか悩んでいたため、実家に帰省させましたが、先月28日に名古屋市内で自殺しているのが見つかりました。先月13日にも19歳の男子実習生が香川県坂手港沖で船から海に飛び込んで自殺を図り、近くの海岸で無事に見つかりました。この実習生は「実習が嫌になった」と話したということです。先月30日には名古屋港で下船した21歳の男子実習生が家族らに「失踪する」とメールを送った後、行方が分からなくなりました。1カ月が経った今も行方不明だということです。青雲丸は先月から船員を目指す実習生127人を乗せ、航海士や機関士などの資格取得に必須となる乗船実習を行っていました。

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