原子力規制委 東電の「審査書案取りまとめ」に言及[2017/08/31 07:08]

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は、東京電力の柏崎刈羽原発6、7号機の審査書案取りまとめに初めて言及しました。

 原子力規制委員会・田中俊一委員長:「技術審査的な許可のところでの審査書案はたぶん出てくるでしょう。近いうちに。全体として委員会で議論して判断したい」
 柏崎刈羽6、7号機を巡っては技術的な審査は事実上、終了していて、東電が再び原発を動かす事業者として適格かどうかの判断に焦点が移っています。規制委は川村隆会長ら経営トップとの2回の意見交換に加え、福島第一原発の廃炉をやり切るなどと決意した文書を提出させました。そして、田中委員長は東電トップとの意見交換もこれ以降、行わないとの認識を示したことから、事実上の合格にあたる審査書案の取りまとめに向けた議論が進む見通しになりました。

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