豊洲の観光施設問題 「損害とは評価されない」[2017/09/02 10:07]

 築地市場跡地の再開発によっては撤退の可能性もある豊洲市場の観光施設を巡り、都民ファーストの会の都議は「都が損害賠償責任を負うことにはならない」との認識を示しました。

 豊洲市場内に整備予定の観光施設の運営会社は、築地市場跡地の再開発の内容によっては運営が困難になるため、事業から撤退し、都に損害賠償請求をする可能性もあるとしています。1日の都議会の委員会で都民ファーストの会の樋口高顕都議は、移転延期からの事業者の準備経費について「損害とは評価されない」などと述べました。そのうえで、「事業の基本協定書は再開発について触れていないので、都が損害賠償責任を負うことにはならない」との認識を示しました。小池知事は、会見で「何を損害とするのかは法的にチェックしなければならない」としています。

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