視覚障害の准教授 短大側の不当対応に是正要請[2017/09/04 23:29]

 岡山短期大学の視覚障害のある女性准教授らが授業や卒業研究の担当から不当に外されているとして、文部科学省に是正指導を求めました。

 5000人以上の署名を集めて文科省に要請にきたのは、岡山短大の准教授・山口雪子さんと支援者です。山口さんは視野がだんだん狭くなる障害があり、自ら補佐員を雇って授業をしていましたが、授業中に飲食していた学生を注意できなかったなどの理由で短大側から事務職になるよう命じられたということです。山口さんらは短大側を提訴し、一審では授業を外す命令は無効という判決が出ていますが、山口さんは授業に復帰できていないということです。短大側は控訴しています。文科省への要請について、短大は「事実関係が分からないのでコメントできない」としています。

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