都立広尾病院 現在地で再整備へ 青山移転は中止[2017/09/08 20:17]

 東京都は都立広尾病院について、舛添前知事時代にいったんは決まった東京・青山への移転を止め、現在地で再整備する方針を固めました。

 都の構想では広尾病院を現地で再整備し、災害医療の機能強化などを図ることにしています。ベッド数は通常400床ですが、災害時には様々なスペースに簡易ベッドを置き、最大で800床にできるとしています。病室以外の壁などにも医療用の配管が設置され、簡易ベッドでも重症患者に対応できるように整備するということです。広尾病院の移転を巡っては舛添前知事時代に青山にあった「こどもの城」跡地を国から購入して、病院を移転させる計画が決まっていました。小池知事の就任後、有識者らによる検討委員会では現在地での再整備が望ましいとする答申が出ていました。小池知事は「役割や機能を将来に向かって確実に発揮するために現地で建て替えをしていきます」と話しています。

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