トイレで倒れた妻“放置” 医師の男「状態は確認」(2017/09/12 18:11)

 自宅のトイレで倒れ動けなくなった妻を4日にわたり放置したとして、医師の男が逮捕された。男は「妻の手を握るなど状態の確認はしていた」などと話している。

 夫婦はともに医師。高齢だがけがなどの際の判断力は優れていたはず。なのに、なぜ…。大阪の中心部から電車で1時間ほどの奈良市中登美ケ丘。11日午後6時前、マンションの一室で遺体が見つかった。72歳で医師の三浦淳子さん。トイレで、壁と便器の間に挟まるように仰向けに倒れていたという。警察に通報したのは3つ年上で医師の夫・三浦尚容疑者。驚いたことに、3日ほど前から妻がトイレで倒れていることに気付いていたという。
 三浦尚容疑者(警察での供述):「妻の手を握るなど、状態の確認はしていた」
 だったらなぜ、助けないのか。三浦容疑者はこうも供述しているという。
 三浦尚容疑者(警察での供述):「重くて動かせず、様子を見ているしかなかった」
 2人は市内の病院で働いていた。淳子さんが院長を務める病院で、近所の人も2週間から3週間前には普段通りの淳子さんを見掛けていたという。しかし、淳子さんは先月中旬、めまいなどの症状を訴えて入院。今月8日ごろ、自宅で療養中にトイレで倒れ、動けなくなったとされる。三浦容疑者が通報を決意したのは11日。朝の時点では息をしていたが、それがないのに気付き、娘に電話でこう相談したという。
 三浦尚容疑者:「お母さんが亡くなった」
 娘:「(警察などに)言わなあかん」
 三浦容疑者によれば、淳子さんは当初は生きていた。手を握ると握り返すなどしたという。動けず助けを待つ間、医師の淳子さんは何を思ったのか。警察によれば、淳子さんの遺体に外傷や首を絞められたりした痕はないという。三浦容疑者は遺棄したつもりはないなどと容疑を否認。その一方で、迷惑を掛けるから黙っていた。遺棄をしたと思われても仕方がないなどと、曖昧(あいまい)な供述をしているという。

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