給食が「マズすぎる」食べ残す生徒続出 町が改善に[2017/09/15 18:11]

 神奈川県の町立中学校で、「味が良くない」などと給食を食べ残す生徒が続出していたことが分かった。ご飯やおかずの半分以上が食べ残されたこともあり、町が改善に乗り出した。

 これはある日の給食直後の写真。大量に残った野菜。ほとんど手が付けられていないプレートもある。別の日の給食。完食したのはわずか1人。食べ残しが続いているのは神奈川県大磯町の2つの中学校。給食を始めた当初から冷めた肉の脂が白く固まって見た目が悪い、味付けが薄いなど不評だったという。食べ残しの割合は全国平均の約4倍。半分以上が食べ残される日もあるなど異常事態が続いていた。
 なぜ、これほど給食の味は不評なのか。そもそも、給食の献立は町職員の栄養士が作り、神奈川県綾瀬市の業者に調理を委託している。業者は車で45分ほどの距離にある中学校へ配送しているという。
 大磯町に給食を提供する業者:「細菌の発生を防ぐために調理後は 20度以下に冷却するなどしているので、どうしても冷めて味が落ちてしまう」
 生徒の反応はというと、半数は完食したものの10人はほとんど手を付けていない状態だった。町は、今月から野菜を温かい汁物に加えるなど改善を図っている。また、弁当を持参できる選択制の導入も検討し、食べ残しを減らす努力をしていくという。

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