東電の適格性「ある」規制委 審査書類とりまとめへ[2017/09/20 11:57]

 東京電力柏崎刈羽原発6号機、7号機の再稼働に向けた審査で、焦点となっていた原発事業者としての東電の適格性が事実上「ある」と判断されました。

 東電は福島第一原発の廃炉をやり遂げ、安全性をおろそかにしないなど、7つの項目について決意表明していました。これに対して原子力規制委員会は、この「決意」が口約束に終わらないよう保安規定に盛り込むことを求めていました。東電の小早川智明社長が20日、保安規定への盛り込みを承諾したことなどから、規制委員会は近く事実上の合格証にあたる審査書案を取りまとめる見込みです。しかし、「廃炉をやり遂げる」といった抽象的な内容が守られているか見極めは難しく、実効性があるかは不透明です。

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