白装束の女性が目隠しで…立山で「布橋灌頂会」[2017/09/24 19:06]

 女人禁制だった立山で、白装束の女性たちが橋を渡って極楽浄土で生まれ変わることを願う儀式が富山県立山町で行われました。

 「布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)」は立山が江戸時代まで女人禁制だったことから、極楽浄土で生まれ変わることを願う女性たちを救済するものとして確立しました。明治初期に途絶えていましたが、約20年前に復活して現在は数年に一度、行われています。24日は全国から参加した100人を超える女性が、白装束に編み笠姿で目隠しをしたまま立山の麓にある布橋を渡りました。あの世とこの世をつなぐ朱塗りの橋を渡ると来世の浄土が約束されると言われていて、参加した女性たちは手を合わせながら心を新たにしていました。

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