「一票の格差」最高裁は「合憲」　去年の参院選[2017/09/27 17:29]

　「一票の格差」を巡る訴訟で、最高裁は「合憲」との判断を示しました。

　「一票の格差」が最大3.08倍となった去年7月の参議院選挙について、2つの弁護士グループが選挙の無効を求め、全国で訴えを起こしていました。27日の判決で、最高裁は「合区」が初めて導入されたことについて「数十年にもわたり、5倍前後で推移した格差が縮小した」と指摘しました。そのうえで、「さらなる是正に向けた方向性が示されている」として「憲法違反とはいえない」とする判決を言い渡しました。今回は15人の裁判官のうち2人が「違憲状態」、2人が「違憲」とする反対意見を出しています。