練習船の実習生が自殺や行方不明 第三者委を設置[2017/10/02 19:17]

 船員の養成を行う練習船「青雲丸」の実習生3人が相次いで自殺や行方不明になった事件で、外部の専門家からなる第三者委員会が設置され、本格的な調査が始まりました。

 独立行政法人「海技教育機構」の練習船の青雲丸で7月、男子実習生(20)が下船後に名古屋市内で自殺しました。また、別の男子実習生2人も自殺しようとしたり、行方が分からなくなりました。2カ月が経った今も1人は行方不明のままだということです。これまでの調査では、いじめやパワーハラスメントは確認されていないということですが、機構は同じ船で相次いだことを重くみて、第三者委員会を設けて背景の調査を始めました。年内を目標に報告書をまとめるということです。青雲丸は船員を目指す実習生127人を乗せ、航海士や機関士などの資格取得に必須となる乗船実習を行っていました。

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