日航機事故 「パパの柿の木」孫に書いた絵本が受賞[2017/10/07 17:48]

 1985年の日航ジャンボ機墜落事故で夫を亡くした谷口真知子さんが、孫のために書いた絵本「パパの柿の木」が日本自費出版文化賞を受賞しました。

 谷口真知子さん:「つらい目にあっても、大切な人を亡くしても前を向いていけば、また新しい形の幸せがやってくることをぜひ伝えたいと思って(この絵本を)作った」
 谷口さんは、520人が犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故で当時40歳の夫の正勝さんを亡くしました。絵本「パパの柿の木」は正勝さんが生前、庭に植えた柿の木を通して家族が悲しみから立ち直っていく姿を描いています。孫から「パパのパパに会いたかった」と言われたのをきっかけに制作しました。今年は正勝さんの33回忌で、谷口さんは先月23日、孫たちと一緒に墜落現場の御巣鷹の尾根に慰霊登山をしたということです。

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