普天間工事差し止め訴訟 翁長知事が意見陳述[2017/10/11 00:05]

 アメリカ軍普天間基地の辺野古への移設工事を巡り、沖縄県が国を訴えた裁判が10日に始まりました。法廷に立った翁長知事は、工事を差し止めるよう求めました。

 この裁判は、名護市辺野古での新基地建設に絡む埋め立て工事を巡り、国が沖縄県の許可なく海底の岩礁を壊す工事をするのは違法だとして、県が国を訴えたものです。法廷に立った翁長知事は「法令に基づき行うべき手続きをもないがしろにしようとする国の姿勢が強く問われている」と述べ、工事を差し止めるよう求めました。これに対し、国は「裁判所の審理対象にあたらない」と主張し、訴えを退けるよう求めました。次回の裁判は来月14日に開かれる予定です。

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